面白ヨーロッパの歴史「ランゴバルド」その1
5世紀、ゲルマン人は地中海西部をわがもの顔で闊歩していた。
フランス南部からイベリア半島にかけての地域には西ゴート族、北アフリカにはヴァンダル族による国が築かれ、西ローマ帝国の領土はしだいに削られていった。
かつて「永遠のローマ」と讃えられた帝都もたびたび侵攻を被り、威信の低下は覆うべくもない。
帝国の実権もしだいにゲルマン人傭兵たちに握られ、しまいには傭兵隊長のオドアケルによって476年、帝国は滅ぼされてしまう。そのオドアケルも間もなく東ゴート族のテオドリックによって倒される。