均てん努力と集権システム
平準化のための集権システムは広く人びとに対して、放置できず是正されるべき新しい格差が存在することを説得的に明らかにできないかぎり存続の理由は乏しくなります。
しかも、自然及び歴史環境の保全・都市化の鎮静と都市型生活様式の普及・美しい潤いのある生活卸環境の創造、物的豊かさを当然として育った世代の台頭、加速化する人口の高齢化などによって新たな内政課題が続出しています。
・・・これらは、各地域なり各自治体なりの特殊な条件、個性や独自性を確立しようとする自治体の意思を注視し尊重することなしには有効に対処できない課題群です。
画一性から多様性、集権から分権への要請は歴然としています。
こうした時代変化のなかで、「均てん努力」の元気は相変わらず根強いともいえますが、反省の時期を迎えていることも明白です。
・・・それは同時に、つねに住民の「均てん」願望を刺激し、それに応えることに社会の統合と発展の様式を見出しできたこれまでの政治や行政のあり方が問われていることを意味しています。