組織改革とリーダーシップ 3
このような昇格にもかかわらず、海外業務の実際は、あまり変化はなかったのです。
その点ではむしろフォードの方が先行して、1967年にヨーロッパ・フォード社がロンドンに設置され、ヨーロッパ事業の統合化が行われました。
業績にも反映され、ヨーロッパ・フォードはECでは一、2を争う存在となりました。
これに対し、GMのヨーロッパにおける活動は低迷し、1981~85年にわたり、10億ドル以上の赤字を出しました。
最近になって、ようやくGMもフォードにならってヨーロッパ事業本部をつくり、その本部をチューリッヒに置くことになりました。
これまでヨーロッパで対立的であった西ドイツのオペルとイギリスのボーグゾルの大いなる試みーサターン計画このような21世紀への挑戦という意味では、同様にサターン計画も注目を浴びています。
もっともサターン計画は、数年前から始められたものですが、まだどのような車が開発されるかは具体的に明らかにされていません。
ただ推測されるのは、現在鈴木自動車から輸入されている同社のミニコンパクトカー、シボレー・スプリントの価格5000ドルに対し、6000ドル、サイズもこれを若干上回るサブ・コンパクトカーのようです。
その開発費は35億ドルとも50億ドルともいわれ、1989年に開始を予定されている生産の規模は、年産50万台とみられます。